アメリカの中華料理

アメリカには、たくさんの中国人が住んでいます。アメリカに住む、アジアの人種の中で圧倒的に多いのが中国人です。そんな中国人の多く住むアメリカでは、中華料理レストランがたくさんあり、中華料理や食文化はアメリカに既に馴染んでいます。レストランのスタイルもさまざまで、普通のウエイトレスが付くレストランスタイル、ウエイトレスが付かないためチップがいらないバイキングスタイル、ファーストフードスタイル、ピックアップスタイルなどがあります。ピックアップスタイルとは、事前に電話やインターネットで注文をし、取りに行くスタイルです。
アメリカに、中華料理レストランがこんなにも多いのは、中国人の人口が多いということもありますが、私はアメリカ人に中華料理やその食文化が受け入れられやすいということも大きく関係していると考えます。中華料理は、日本料理のように薄味で繊細ではなく、味も割と濃く、油っこいのが特徴です。アメリカ人は比較的濃い味に慣れているため、中華料理の味が受け入れやすく、おいしいと感じるのだと思います。
日本の中華料理も、日本風にアレンジされていますが、アメリカの中華料理も、アメリカ風にアレンジされています。アメリカの中華料理は、日本の中華料理と比べて、比較的どのメニューも野菜の量や種類が少ないです。もちろん、野菜入りのメニューも割とあります。しかし、日本ではなかなか見ないような、肉のみというメニューも割と存在します。イメージでいうと日本の白髪ねぎなどの野菜がないエビチリのような感覚です。ソースやたれに絡まった、チキンというメニューがあります。また、日本の中華料理に比べると味が濃いです。どの国もたいてい、他の国の食文化を取り入れる際には自分の国の食文化も意識して、アレンジします。

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